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かどやホテルの客室改装工事実行中!本漆喰の部屋~蔵シリーズへの道~
2014.12.04
新宿西口かどやホテルでは、只今一部客室の改装工事を行っています。
今回のお部屋は、本漆喰を使ったお部屋で、「蔵シリーズ」と銘打って売りだそうと思っています。
本漆喰とは、日本古来からの伝統技術の建材で、自然素材を使い、様々な効果があります。
◯調湿性能
微細な多孔質の素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。また、湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿気を放出し、居心地の良い室内環境をつくります。(過度の加湿・暖房は結露お起こします。)
◯耐火性能
建築基準法第2条第9号基準に適合。ほとんど無機の不燃性の素材で構成された防火材です。化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも、漆喰が火に強いからなのです。
◯抗菌性能
漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します。近年、鳥インフルエンザの際に、殺菌のためにまかれたのも漆喰と同じ石灰です。
◯防汚性能
漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜ない安定した物質といわれています。その為、ほこり等が付きにくいので、汚れずその白さを長期に保てます。また、弊社施工の老人ホームの汚物処理室でも汚れが付きにくく、臭いもほとんどしないと言う報告もうけております。
◯吸着性能
シックハウスの原因といわれるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し分解します。
◯安全性能
漆喰はクロスや合板と違い化学接着剤を必要とせず、それ自身が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして固まりますので、シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を放出することはありません。
このような効果があり、日本では昔から酒蔵などの建材として使ってきました。
今では、蔵の並ぶ街並みが観光名所にもなったりしていますよね。
その蔵の中を少し体感できる部屋として、かどやホテルの新しい形をご提案しようと思っています。
12月末には完成いたしますので、お楽しみに!!
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